喫煙による血圧・血流の変化

7612964370_670e78ab84_o喫煙の害というと、肺がん、気管支炎、歯周病、喘息のほか、妊婦を通じての胎児への影響などが一般的にはあげられますが、習慣的な喫煙で特に大きな影響を受けているのが血管です。

血管の疾患の大きな原因として高脂血症と高血圧があげられています。

喫煙は血管を収縮させ、血液の粘度を高めて血流を低下させ、全身の細胞に十分な酸素や栄養素を届けられなくなります。
これを改善するためにストレスホルモンが多く分泌され、交感神経の働きが盛んになり、血圧が上昇し脈拍も増えてしまいます。

血管が収縮するのは煙草に含まれるニコチンの作用によるものです。
また、喫煙によって多く吸い込んだ一酸化炭素は血液中に入り、酸素を運ぶヘモグロビンに優先的に結合してしまうため酸素が十分に運べなくなります。
すると酸素不足を解消するために脈拍が高まります。

煙草を常に吸っていると、酸素を多く運ぼうとして骨髄で赤血球がつくられます。
これが増えすぎると多血症になります。
さらに血流の低下から白血球も増加し、増えた赤血球と白血球によって血液粘度が増して、赤血球の大きさよりも細い毛細血管などへの循環障害がさらに強くなります。

喫煙による血圧・血流の変化によって、血管をはじめとする循環器の病気のリスクも高まります。